チャイルドラインとは・・・
「チャイルドライン」は、18才以下の子どもだけがかけられる子ども専用電話です。
相談だけでなく、ただ「聞いてほしいこと」「ほんのささいなこと」でも電話することができます。
チャイルドラインが誕生したのは1986年、イギリスのテレビ局BBC放送が児童虐待の特集番組で
ホットラインを開設したのがきっかけでした。
日本でも、1998年に”せたがやチャイルドライン”が開設されて以来、各地でチャイルドラインを設立
しようという動きが高まりました。山梨では、山梨大学医学部の学生が中心となって2003年6月に「チ
ャイルドライン準備会」と立ち上げ、2004年5月30日にチャイルドラインがスタートしました。
チャイルドラインは、匿名でかけられ、秘密が守られることはもちろんのこと、主導権は子どもの側に
あります。いやだと思ったら子どもは途中で電話を切ることもできます。チャイルドラインでは、問題の
解決を主目的とはせず、子どもの「気持ち」「こころ」を聴くことを大切にしています。電話の受け手は、
お説教や指示、命令をするのではなく、子どもがどう考え、どうしたいのかを共に考えていきます。
電話をかけてきた子どもは、自分自身の気持ちや抱えている困難について話すことで、混乱した
感情を整理したり、安心したりするかもしれません。ただなんとなく誰かとつながっていたかったり、
会話の中で何かきっかけをつかんで新たな一歩を踏み出したるすることもあると思います。
子どもが自分自身で自分の道を切り開く力を発揮できるような手助けをするのがチャイルドラインなのです。
「チャイルドラインやまなし」は今年設立7年目となり、色々な声が寄せられるようになりました。そこには子どもたちの「話を聴いて欲しい」「もっと気持ちをわかって欲しい」という、親や周囲のおとなへのメッセージが込められています。チャイルドラインはそんな子どもたちの言葉に耳を傾け、その心に寄り添いたいと願っています。
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